2014年7月15日火曜日

韓国訪問記⑩

数日の休載を経て、再び韓国訪問記といきたい。
この沈黙の期間、「つづきはどうなったんだ?」というお問い合せが一件もなかった。
虚しい。
だがめげずに書くぞ。

セミナー開始直前。
このお二人も間に合った。
言わずと知れたくどーたん&こまっぴんだ。
役者は揃った。

トライフォースUCTにて早川総代表の指導が始まる。

内容はもちろん「トライフォースベーシックカリキュラム」だ!

「この技はスンザンもよく教えてるかな?」
総代表のこの簡単な質問に、即答できないスンザン。
我々弟子たちにとって、日頃の指導内容、技術の理解度を確認されている重要な質問だからだ。
気持ちはよく分かる。うん。
これに最初から「やってます!」と胸張ったのは澤田だけ(笑)

私もベーシックテクニックから派生するアドバンストテクニックを指導した。
この道場の雰囲気はまさにトライフォースだった。
指導にも熱が入る。
まるで自分の生徒を教えているかのようだ。

こちらはリアル生徒。
韓国に来てベーシックカリキュラムのメモを取る姿には感服だ。
総代表の手前、私も鼻が高い。

セミナー時間はあっと言う間に過ぎてしまった。
この後がスパーリングタイム。

ところが、今回はどうも様子が違う。
「皆さん、整列してください。」
早川先生のこの言葉に、スパーリングが始まるとばかり思っていたスンザンとイくんは戸惑った。

「整列しましょう。」
焦ってうまく訳せないイくん。

さっきまで賑やかだった道場が一気に静まり返った。
誰もが早川先生が口を開くその瞬間にかたずを呑んだ。

あの時と…同じだ…

~つづく~