2014年7月10日木曜日

韓国訪問記⑧

こうしてスウォンアカデミーでのセミナーも無事終了した。
シャワーを浴びて昼食だ。

しかしこの道場の設備はシャワーまですごかった。
更衣室の中にある2基のシャワーは全面スケルトン、カーテンなしだ。

シャワーを浴びる一部始終を更衣室の皆さんに披露することになる。
1つのシャワーではすでにスンザンがその肉体美に泡をまとわせ、次々とポーズをキメていた。
セクシーだ。

私もこんな時の為に日頃から鍛えてはいたが、いざ本番がくるとやはり抵抗がある。
今入るとスンザンとの比較ポーズになることも「デカさ」で不利だ。
しかし郷に入っては郷に従えという。
勇気を出して飛び込んだ!
トイレのスケルトンよりはマシだしね。

シャワーでのフリーポーズを終えブースから出ると、そこには誰もいなかった。
鍛錬千日、勝負一瞬。
人々を魅了するにはまだまだ修行が足りない。

なんとかシャワーを浴びたところで、スウォンの先生&ヒョングンを交えて昼食だ。
ここはお蕎麦屋さん。

イくんが「温かいお蕎麦」「冷たいお蕎麦」「ざるに乗ったお蕎麦」から選んでくれと言う。
早川先生と私は「ざるに乗ったお蕎麦」を注文した。

先生、つまりこれはざるそばのことですよね?
「うむ。しかし我々のイメージするざるそばだと思ってはいけない。」
はい、もちろんです!

そして出てきたのがコレ。

This is ざるそば!
極めて近い!!イメージに。
もちろん私は店員を待った。
初心者だから麺を切ってもらわなきゃね♪

しかし誰も来ない。
ジャンルが違うようだ。

しかもざるそばなら初心者でもないな。
むしろ本場のプロじゃい。
おや?ここはうずらの卵はないのかな?ってね。

ざるに乗ったお蕎麦はかなり美味しかった。
その様子を見たスンザンが言った。
「オクチニアイマシタカ?」
あまりにも言われ慣れていない表現に戸惑ってしまった。
すると焦ったスンザンはイくんにその後を託した。
「お口にあいましたか?は間違ってますか?」
えっと、なんと言いますか、そのぉ。。。
間違ってないけどちょっと上品な言い方かな。

「ジョーヒン??」

日本語の達人と化したイくんが初めて首を傾げた。
全韓国セミナーでイくんが困った唯一の単語。
それが「上品」だ!

しばし団らんして、ヒョングンとはここでお別れ。
ホッとした表情を見せて走って去って行った。

そして私たちはトライフォースUCTセミナーに向け、移動するのであった。

~つづく~